サブスク決済の導入は難しい?決済を導入する際に気をつけたい5点

最近は物やサービスを買い切る方法ではなく、一定の月額料金を払えば使い放題になるサービスが増えてきました。音楽や映画やドラマなどが代表的ですが、例えば今は車でもサブスクで料金を払えば所有している車のように自分の車として使え、保険や車検などの料金もサブスク料金の中に含まれているため、サブスク料金以外はかからないというようなサービスまで自動車会社がサービスとして提供しています。

そんな一般的になってきたサブスクサービスですが、ご自身の教室や塾、販売商品やサービスで導入をしようとする際に気をつけなければならない点が数点あります。どのようなことに気をつけなければならないでしょうか?

  • 月額料金をいくらにするのが良いのか?

まずは提供するサービスや商品をいくらで販売をすれば良いのか?という重要な問題があります。サブスク料金は一度料金を設定してしまうと変更が非常に難しく、あまりにも安い金額を設定してしまうと利益が全く出ない状態になってしまいますし、とはいえ値上げをしてしまうと、その際には多くの解約者が出てしまうというリスクがありますので、価格を慎重に決める必要があります。経営の神様と呼ばれる京セラの創業者である稲森さんも「値決めは経営」と言っておられるぐらい値決めは重要な項目になります。

  • 単発で決済しなければならない場合は起こるのか?

サブスク決済は一定の金額を毎月もしくは3か月ごとや1年ごとなど定期的にお客様にお支払い頂く方法ですが、それ以外に単発で物を購入もしくはサービスを購入頂く場合があるのかを考えておかなければなりません。例えば塾を運営されている事業主様であれば、プランによる月額料金の設定に加えて、テキストの購入代金など単発で発生する料金も徴収する方法を考えなければなりません。サブスク料金に一時的に加えるのか?それとも別で単発決済をするのか?ご自身のビジネスではどのようにすれば良いか考えておかれる方が良いでしょう。

  • 決済が失敗(クレジットカード決済や口座振替がお客様都合で出来なかった場合)した時にどうするのか?

サブスク決済はご利用料を決まったタイミングで自動的に行いますので、お客様も毎回支払いをしなければならないという煩わしさがない代わりに、銀行口座の残高不足やクレジットカードの利用上限や有効期限が切れていた。という理由で決済が失敗してしまう事が少なからず起こります。その際に失敗した決済分をどのように徴収するのか?現金で徴収するのか?次回決済に加えて2回分を徴収するのか?連絡はどのようにするのか?新しいクレジットカード番号はお客様側でスムーズに入れて頂けるのか?などを考えておく必要があります。

  • お客様が退会を希望されている場合、退会はスムーズに出来るのか?

サービスや商品に自信があっても、お客様の都合等で退会をされる方は出てきます。その際に退会がスムーズに出来ない、料金や契約期間の点でお互いに相違があり退会時に揉めてしまうようなことが起こるとストレスも高く、大きなクレームとなりサービスや商品の評判に関わる事態に発展してしまうことも少なくはありません。こういう事態を避ける為にも事前にお客様に定額料金の発生タイミングとその金額が、いつの期間の料金なのか?など事前に理解をしておいてもらうことや、お客様が退会をしたいと思われた際に、その意思が簡単に表明出来るシステムや制度が用意されているかを確認しておいた方が良いでしょう。

  • 契約プランの変更や複数プランの契約の場合に、どのように管理するか?

プランごとのサブスク料金を決めて、解約や失敗、単発決済への対応もOKで、さぁ宣伝してお客様に登録頂くぞ!と思われた方、少々お待ちください。契約プランを変更されたいという場合や、親御さんが支払いをする場合で子供二人分の契約がある場合などの対応は万全でしょうか?

1人の方が複数プラン分を支払いする場合や、契約しているプランや商品を別のものに変更したいというご要望は実際にサービスをスタートすると起こってきます。その際どのようにお客様からご連絡を頂いて、いつ変更を行い、その変更がいつから適用されるのか?などを決めて上記のようなパターンに対応する方法を決めておきましょう。

単にサブスク決済と言いましても、「月額定額料金をお客様に払って頂ければいいだけだから簡単!」という訳ではなく、様々なケースを想定しておく必要があります。その際に使っている決済会社やシステムが対応をしていないと省力化の為や、お客様の利便性の為に入れた決済システムが全く省力化できず、事務や経理の混乱を招いてしまう。ということにもなりかねません。

決済を導入する際には上記の5点を考えながら慎重に行うことをおススメします。そして上記の5点ともシステムとして用意されており、クレジットカード決済と口座振替が同時に導入出来て、決済の状況が一覧で管理出来るシステムが「月額パンダ」です。

教室や塾、スポーツジムなどのビジネス用決済からOB会、PTA会費などの会費決済まで、多数の事業主や任意団体でご利用頂いており、シンプルなシステムで利用料も安く便利です。是非ご検討下さい。